凡人若手医師のグローバルヘルスへの道

仕事も英語も苦手だけど国際保健に興味のある凡人医師のブログ

小児科を選んだ理由

どうも、ケータイです。

当院ではコロナの影響で救急制限がかかり患者が少なくてゆっくりとした時間が流れています。

 

今日はなぜ自分が小児科を選んだかについて書きたいと思います。

 

簡単に言うと、

①小児を診れるようになりたかった

②ジェネラリスト志望

③専門性がある

だからですね。以下詳しく説明していきます。

 

①小児を診れるようになりたかった

グローバルヘルスを志すものとして、小児の診察ができることは必要だと思います。

途上国では小児をはじめとした栄養失調、感染症などが多いため、小児科の知識が求められると感じていました。

内科や総合診療に進んで一時的に小児科研修を積むことも考えましたが、

小児疾患、特に感染症などは季節性があり、短期間で学ぶのは難しく最低でも1年間は必要になります。

内科なのに小児科を学びたい医者なんかを受け入れてくれる病院は限られています。

であれば小児科を専攻して専門医を取るのが手っ取り早く周りからも理解されやすいかなと感じました。

 

②ジェネラリスト志望

もともと特定の分野を極めたスペシャリストになるよりは何でも診れるジェネラリストに憧れがありました。

なので当初は総合診療や救急科などに興味がありました。

しかし総合診療は高齢者がメインで小児はめったに診ません。

また救急科は診れる範囲が広いのは魅力的でしたが初期対応がメインで入院後は他科にお願いすることが多いため、

最初から最後まで診たい自分としては合わない点でした。

小児科であれば救急対応も小児科ファーストでやることが多く、病院によっては内科外科問わず診ます。入院後はそのまま自分で診療できるところが自分の考え方とマッチしていました。

 

③専門性がある

こんな言葉があります。

「小児科医はジェネラリストでありスペシャリストでもある」

僕は小児科は小児の総合診療医だと思っています。

もちろん小児科にも臓器別に別れた専門性はありますがどんな小児科医でも小児を一通り診れるスキルはあるはずです。

そんな2つの側面を併せ持つ小児科に僕は惹かれました。

 

以上が私が小児科を選んだ理由になります。

そんな小児科と相性バッチリに見える私ですが実は致命的な欠点があります。

それは子どもとお母さんの相手に慣れていないことです。

色んな先生に小児科専攻しますと伝えると多くの先生に

 

「あんまり子ども好きそうに見えないけど意外だね」

「お母さんを不安にさせないようにしっかり説明しなきゃ駄目だよ」

 

などといったコメントを頂きました。

おっしゃる通りでそこは不安の種なのですが、

私にはグローバルヘルスをやりたい、そのために小児科を選んだという理由があるので

苦手な部分ではありますが研修しながら勉強していきたいと思います。

辞めないといいけど。(笑)

 

長くなりましたが以上です。

ご精読ありがとうございました。