グローバルヘルスと英語
どうも、ケータイです。
3日坊主で終わると思いきやなんとか続けられています。
3月に入り、研修医生活も終盤です。来年度の不安が徐々に大きくなってきています。
ドロップアウトしないか不安になってきました。。。
そんなことはさておき今日は英語学習について語っていきたいと思います。
グローバルヘルスを志すものとして英語は必須であり最初のハードルでもあります。
どんな施設や団体に参加するかで求められる英語力の証明は別れますが、
ここでは主に3つの英語試験について語りたいと思います。
①英検
②IELTS
③OET
①英検
英検は中高生のときに受験した方も多いのではないでしょうか。英検のメリットとして4技能(Reading, Listening, Writing, Speaking)を安価な受験料で測ることができる点にあると思います。英検1級でも受験料は1万5千円程度であり、その他の4技能試験と比較すると非常に安いです。また教材も豊富に存在するため勉強しやすい環境にあります。デメリットとしては海外での英語力証明にはならないことですね。
②IELTS
IELTS(International English Language Testing System)はイギリスによる英語力証明の試験です。TOEFLはアメリカですね。スコアリング方式で合格不合格はありません。海外に挑戦する場合はIELTSでOverall 7.0(4技能の平均スコアが7.0)が必要とされています。これは英検1級かそれ以上といったところです。受験地は各地方の中心部で月1−2回の頻度で行われています。デメリットとしては受験料が高く3−4万円程度します。全員同じ問題を解くため試験の難易度は高めです。
③OET
OET(Occupational English Test)は医療英語に特化した試験で主にオーストラリアやニュージランドで医療スタッフとして働く際に必要になるものです。最近ではコロナ禍でUSMLEでも求められるみたいですね。同じく4技能をスコアリング方式で評価するものです。デメリットとしては受験地が大阪と東京のみとなっており、受験費用も5−6万程度します。
以上になります。
私の場合は英語圏の公衆衛生大学院に行きたかったのでIELTSを受けようと思っていました。ただ、大学時代はほとんど英語をやっておらずいきなりIELTSを受験するのはハードであり受験料も高くそう何度も受験できるわけではないのでまずは英検を勉強することにしました。
ひとまず研修医中に英検1級を取得するのが目標でしたができませんでした。英検準1級は割と簡単に合格できましたが英検1級は難しかったです。働きながら合格するのは厳しいと感じました。研修医なので医学の勉強をすることが多くそれに加えて英検のための時間を創出することはできませんでした。
そこで医学の勉強もしながら英語4技能を鍛える方法はないかなと模索してたどり着いたのがOETでした。OETの存在はもともと知っていましたが、大学院進学ならばIELTSでしょと思っていたので気にしていなかったのですが、いざ働きながら勉強してみるとそんな純粋に英語のための時間を捻出するのは困難でありOETの勉強をしようと考えています。仕事にも繋がりがあってモチベも保てて、IELTSより得点できやすいと考えたからです。OETで高得点が取れるようになればIELTSでもある程度通用すると思いますし。
英語でこんなに苦労するとは思ってませんでした。帰国子女や学生時代に留学してた人はいいなーと内心嫉妬しています(笑)。これが純ジャパの定めなのか・・・。
専門医取ったら1年程度仕事せずに英語勉強に費やそうかなーと考えたりしてます。短期語学留学したり、英会話講座受けてみたり。お金かかりますけどね。。。
いつになったら海外に行けるやらわかりません。コツコツ続けます。
ではまた。
自分の臨床研修の拘りポイント
こんにちは、ケータイです。
現在は総合内科を周っており、患者は二人だけでまったりと過ごしています。
今回は自分が臨床研修でここは他の人より頑張った、拘ったことと思うことを紹介したいと思います。
①UpToDateで調べる
②退院サマリは退院日に完成させる
③患者管理シートを使ってタスク管理
①UpToDateで調べる
UpToDateは便利なサービスです。かなり細かいことまで載っており痒い所に手が届くといった感じで臨床でかなり重宝しました。例)気管切開術の早期・晩期合併症や子宮頸がんに対する放射線治療の膀胱機能障害について…など、担当患者のプロブレムにぴったりの記事があることが多く、退院サマリの考察ネタ探しによく使っていました。
②退院サマリは退院日に完成させる
毎週金曜日にウィークリーサマリーを書いて、考察ネタをUpToDateで調べておいて、退院日にササッとまとめて提出してました。退院した後に退院サマリを書くのは苦痛です。過去のカルテを遡るのは大変ですし新しい患者に集中できないのでお勧めできません。
③患者管理シートを使ってタスク管理
エクセルで患者リストを作成してその日の検査や処置が一目でわかるようにしていました。こうすることで患者が多い時期でもどれからタスクを処理すればいいか考えやすいです。「型が身につくカルテの書き方」という本を参考に作成したものになります。
ということで、私はいわゆるデキレジではありませんが、そんな研修医でもほかの人に負けないように拘った部分を紹介しました。
どんな病院にいても結局は自分次第であり、能力は伸ばせると思います(もちろんハイパー病院にいる人には叶いませんが…)。
置かれた環境においてベストを尽くす姿勢が大事だと考えます。
また書きたい記事ができたら書きますね。
ではまた。
小児科を選んだ理由
どうも、ケータイです。
当院ではコロナの影響で救急制限がかかり患者が少なくてゆっくりとした時間が流れています。
今日はなぜ自分が小児科を選んだかについて書きたいと思います。
簡単に言うと、
①小児を診れるようになりたかった
②ジェネラリスト志望
③専門性がある
だからですね。以下詳しく説明していきます。
①小児を診れるようになりたかった
グローバルヘルスを志すものとして、小児の診察ができることは必要だと思います。
途上国では小児をはじめとした栄養失調、感染症などが多いため、小児科の知識が求められると感じていました。
内科や総合診療に進んで一時的に小児科研修を積むことも考えましたが、
小児疾患、特に感染症などは季節性があり、短期間で学ぶのは難しく最低でも1年間は必要になります。
内科なのに小児科を学びたい医者なんかを受け入れてくれる病院は限られています。
であれば小児科を専攻して専門医を取るのが手っ取り早く周りからも理解されやすいかなと感じました。
②ジェネラリスト志望
もともと特定の分野を極めたスペシャリストになるよりは何でも診れるジェネラリストに憧れがありました。
なので当初は総合診療や救急科などに興味がありました。
しかし総合診療は高齢者がメインで小児はめったに診ません。
また救急科は診れる範囲が広いのは魅力的でしたが初期対応がメインで入院後は他科にお願いすることが多いため、
最初から最後まで診たい自分としては合わない点でした。
小児科であれば救急対応も小児科ファーストでやることが多く、病院によっては内科外科問わず診ます。入院後はそのまま自分で診療できるところが自分の考え方とマッチしていました。
③専門性がある
こんな言葉があります。
「小児科医はジェネラリストでありスペシャリストでもある」
僕は小児科は小児の総合診療医だと思っています。
もちろん小児科にも臓器別に別れた専門性はありますがどんな小児科医でも小児を一通り診れるスキルはあるはずです。
そんな2つの側面を併せ持つ小児科に僕は惹かれました。
以上が私が小児科を選んだ理由になります。
そんな小児科と相性バッチリに見える私ですが実は致命的な欠点があります。
それは子どもとお母さんの相手に慣れていないことです。
色んな先生に小児科専攻しますと伝えると多くの先生に
「あんまり子ども好きそうに見えないけど意外だね」
「お母さんを不安にさせないようにしっかり説明しなきゃ駄目だよ」
などといったコメントを頂きました。
おっしゃる通りでそこは不安の種なのですが、
私にはグローバルヘルスをやりたい、そのために小児科を選んだという理由があるので
苦手な部分ではありますが研修しながら勉強していきたいと思います。
辞めないといいけど。(笑)
長くなりましたが以上です。
ご精読ありがとうございました。
緒言
時間もあったのでブログを書いてみようと思いました。
自分のことについて徒然なるままに書いていきます。
今までグローバルヘルスに興味があったものの、その険しい道のりに途方に暮れていました。
英語、コミュニケーション能力、コネクション…
どれも自分には足りないものばかりで結局自分はうだつの上がらない勤務医として働くのが関の山かなと考えるようになりました。
グローバルヘルスで活躍している人の記事を読むと
学生のころから海外に行って英語はペラペラ、東京の有名病院で研修して専門医取得後はNGOに参加、海外大学院留学、国内外の行政機関に従事…
みたいな華やかな道を歩んでいる人たちばかりで、学生時代はただ部活をやってただけで卒業後は地域の小規模病院で研修している自分とはかけ離れた存在でした。
そんな自分でもグローバルヘルスへの思いは断ち切れずその思いをブログに書くことにしました。
同じような思い、考えを持っている人がいたらいつかこのブログを見つけて読んでもらえたらなと思います。
グローバルヘルスに興味のある凡人医師が今後どうなるか、こうご期待です。